デュークミヤモトの日記

所有する機材や撮影した写真などについて

ハクバ GW-PROショルダーバッグG2

最近レビューネタが多いですがまた一つ記事が増えることとなりました。つまりはそういうことです・・・。とはいえ、ヨドバシクレカで付いたポイントで定価のほぼ三分の一以下しか現金で払っていないのですが。

内容は ハクバ GW-PROショルダーバッグG2 

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まずは定番の正面から。今まで使っていたカメラバッグとしてエツミのテンバDNA15でした。今現在の機材一式を入れても携帯や財布等の手回り品が入るので全然いいのですがただ一つ不満点がありました。これはDNAシリーズが一番の売りにしているであろう点であるロックシステムです。

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じつはこのロックシステムは革新的に見えてすぐに外れてしまうという点があります。これは使ってみないとわからないだろうと思います。なおかつほぼ毎日使うようなヘビーユーザーでないと。私は常時このかばんのインナークッションを抜いて普通のショルダーバッグとして通勤時に使用しておりますが、特に中身が少なく蓋の開閉に余裕がある状態では蓋が左右に動きやすいのでロックが外れやすいです。それに電車で人とすれ違った時など、何かとかすっただけで、こすれただけで外れてしまいますので気づいたら蓋がプランプランなどということも珍しくありません。そしてショルダーバッグなので常に片方が傾いているのですが、その傾いている方向にも力が自重でかかるためロックが外れやすくなっていると私は考えてます。その点改良してロックシステムを二段階にするなどすれば最高のカバンになると思いました。なのであらたにしっかりしたカメラバッグを手に入れたというわけです。

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さすがに、プロ機材を無理なく納められるという話だけあって作りもしっかりしていてバッグ自体の重量もそこそこあります。(2.8キロ)私の考えではカメラバッグにしろ普通のバッグにしろ、いえバッグでなくてもすべてのものに言えることだと思いますが、軽ければその分作りはシンプルに、安易になっていくはずです。世の中には軽くて丈夫という言葉は存在しますが、軽いだけの物よりは重量がありますよね?つまり少しでも剛性を重視した段階で重さを懸念するのは邪道だというのが私の結論です。なのでカメラ関係などについてもそうなのですが、決して重量があるというのは悪いことばかりではないと思うのです。

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そしてこのハクバのバッグの最大の売りがこれでしょう。レンズを装着した状態でボディを下に向けることなく横置きしたまま収納できること!!このバッグに出会う前は私も当たり前のようにレンズを下にして入れてましたが、いくらクッションがあるからと言って荷重がかかるポイントはカメラにとってネックな部分ですよね。フードやマウントなど。しかも私は朝早くから撮影に赴き夜遅くに帰ってくるタイプです。極端な例を出せば一日で日の出を撮って夕景を撮って夜景を撮って帰ってくるレベルです。12時間以上行動するのにレンズ等に負荷をかけっぱなしというのもよく考えてみれば少し不安にもなりますよね。しかしこれは私の一説です。この件については諸説あると思いますが、ロープロやマンフロット、ほかにもカメラバッグのメーカーはいくらでもありますが当たり前のようにレンズを下にして収納するタイプのバッグを大量に展開しているところを見るとそこまで心配することでもないのかもしれませね。では話を戻して。

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上の写真をよく見てみるとナナニッパが縦にすっぽり入っていてもまだ若干余裕がありますね。ちなみにフード逆付けして鏡筒より若干太くなっている状態です。私のカメラバッグの選定基準はナナニッパが無理なく納められるというのが絶対条件になります。ボディーに付けた状態もしくは外した状態でです。実際に購入前は、このバッグはその両方を満たしていてなおかつボディに付けた状態で横置きまでできるというのですから次なるバッグの筆頭候補となっておりました。

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実はこのバッグ、ナナニッパが縦に入っているのにボディの下のスペースはどうなっておるのかというと、こうなっているわけですね。ナナニッパをボディに装着して上段に置けば下段はすべてレンズ収納に充てることが可能です。つまり上段と下段に分かれているというわけですね!今の私のレンズ構成はナナニッパ、24-70 2.8がメインで予備としてシグマ17-50(ボディが7D2の為)、超広角レンズはEF10-18となります。大三元の上二つがそろっている時点で一年以内にフルサイズボディが増えることは目に見えておりますのでそれに合わせて新たに単焦点を購入してもバッグに余裕ができるようにというのもこの大きさを選んだ理由です。

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上蓋はジッパーとバックルで閉じれるようになっております。つまり、速射したいときにはジッパーは閉じずにバックルだけで蓋が固定できるわけですね。

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ちなみに蓋にはちょうどパスポートや搭乗券の収納に適した大きさの小物入れがあります。これは飛行機利用の人も購買層に見据えた考え方なのでしょうか。もちろんその他のメモ帳なども入りますので入るものなら用途の幅は多いですよね。

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上部のハンドルは上蓋ではなくバッグ本体に直接ついているので剛性や安心感も髙いです。蓋についているとどうしても蓋が引っ張られる形となり重量によっては蓋でカバンを支える形になりますからね。

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スリングベルトも丈夫にできていて、厚めのパッドで肩にかかる負担を減らしてくれます。実際パッドの薄いものだと重量級の機材を使用する私ではベルトが肩に食い込む、とまではいかなくとも、肩こりが激しくなります。やはりパッドの厚みというのは重要なんだなと再認識させられました。

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そしてよく考えられているのがこのスリングスイベルです。スリングの根元の仮名gの部分、形が長方形ではなく台形になっているのがお判りでしょうか?これはショルダータイプならハッとなる考えですが、これによりカバン本体まで斜めにならずに済むのですよね。使う人の猫背具合によるかもですが、なるべく底面が地面と平行になる様に考えられています。

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スリングの長さ調整も二段階あります。

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両サイドのポケットはこのような感じになっております。500㎜のペットボトルの収納場所がないのが少々残念ですが、別に必ずしもカバンにいれておかなくてはいけないものでもないので個人的には気にしません。再度ポケットの大きさはフルサイズは無理でも小型のAPSCなら入るのではないかというほどです。ND、PLなどのフィルター類をまとめて入れてもよさそうですね。カロリーメイトなら三箱まで入ります。(笑)

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前面のポケットです。ペンや小物等細かく分けて収納できるように内ポケットがたくさんあります。ボールペン以外にもライトやレンズペンなどを収納してもいいでしょう。

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そして最後になりますが、上蓋上部に三脚を取り付けることが可能です。私の三脚はいつか超望遠の世界に手を出すことを見据えてマンフロットの055カーボン三段を購入しました。これはとレベル三脚とは全くの別物。いわばガチ三脚です。その大きな三脚が乗せれるとのは結構すごいことではないでしょうか?もっとも、この状態での移動は周りの人に危険になるのでやるとすれば現地について少し10数メートル移動する程度にしかわたしはつかわないとおもいます。三脚を持ち運ぶならやはり専用の三脚ケースに入れて運ぶのが常識ですからね。私は職業上空港でよく手荷物として三脚をむき出しで持ってくる人も見かけますが、アレ、はたから見たらすごく危険です。専用でなくてもせめて何かの袋状のものに入れるとかして持ち運んでほしいですね。気持ちはわからなくもないですが。

 

以上で私なりのハクバ GW-PROショルダーバッグG2 のレビューを終わりにしたいと思います。